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和歌山ヒロメ合宿

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和歌山県田辺市新庄漁港にて、全国的にも太平洋側の一部しかとれないヒロメという海藻について研究されている方にお世話になり、漁港での養殖作業のお手伝いやヒロメ料理の開発などに取り組んでいます。

活動:年に数回程度

■ 募集中の活動

■ 過去の活動

ヒロメをひろめる会

2024/4/28

@京都市北区新大宮広場センターハウス

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先日行われた牧場スイーツ部第2回新歓になんと和歌山からヒロメラボ・山西さんをお迎えして新入生と一緒にヒロメを使ったベーグル開発を行いました。

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和歌山ヒロメ合宿1日目

2024/3/13

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始まりは昨年の末頃。総務省のふるさとワーキングホリデーの関連からわかやまCREWという和歌山県が運営する地方と学生のマッチングサイトを知り、田辺でヒロメラボという研究室を作ってヒロメの養殖をされている方がいると聞き12月にお伺いさせていただきました。最初ヒロメって聞くとなんだろうとかどんな味なのか全然分かりませんでしたが、静岡で大学院まですすまれヒロメを研究され、地元に帰って水族館で勤務され、その後ヒロメラボを設立して、新庄地域の環境省の「令和の里海づくり」モデル事業の採択を先導されたり、地元の方や子どもたちとのイベントを企画されたりしているヒロメ王子こと山西さんに大変興味を惹かれ、今回和歌山ヒロメ合宿として来させていただくことになりました。今回は14日に地元の方も交えたヒロメ懇親会をやるということで、2月にヒロメを直送していただき、パスタをはじめ様々なヒロメ料理を考えてから挑みました。

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1日目は朝6時に京都を出発。青春18きっぷで電車に揺られること5時間して車窓にエメラルドの青いうみがみえてきて、紀伊田辺駅に到着しました。途中の御坊駅でみかんが袋に詰まって100円で売っててびっくりでした。さっそく田辺の駅前を案内していただき、期間限定でマルシェをやっているということで、お昼はうなぎと梅の贅沢で禁断のお茶漬けをいただきました。紀州の梅が農園ごとに16種類ずらーっと瓶漬けされて並んでして、白干しや紫蘇、はちみつなど味もたくさんありました。また備長炭の発祥はこの田辺らしく、その炭でうなぎを焼いてもらいました。うなぎと梅はかけあわせてはいけない禁断のものらしいですが、全然そんなことはなく美味しかったです。午後からはほんとは何か作業できたらという感じでしたが今日は海が荒れて作業難しそうだったので田辺の観光スポットに連れてっていただくことになりました。

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お昼を食べた後まず天神崎に連れて行っていただきました。天気も最高で眼前の太平洋が綺麗だったのですが、風が強く海がしけていると海で仕事する人的には天気悪いそうです。山西さんの海藻の生態に詳しいのはびっくりで色々と教えていただきました。潮の満ち引きのある場所ではカピカピに乾いた海藻もまだ生きていて、潮が満ちると普段の姿に戻るみたいです。海を見たら今度はそのまま車で山の方へ。山に入って歩いて、ところどころ足場の悪いところも抜けながらひき岩という所に登りました。地元の小中学生の授業の一環でこのあたりを案内することもあるそうで、地形の話や植生の話なんかも色々と聞かせていただきました。

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そしてたまたま寄ったアトリエでポストカードを作らせていただいたあと、田辺の地域でインターンで来られてる学生6名と地域の方々交えての懇親会に参加させていただき、おいしい和歌山のお刺身やお鍋などなどいただきました。最初にいただいた梅酒がすごく香り高かったり、もち鰹といって今朝とれたばかりのそれも特殊な締め方をしている鰹をいただいたりで、田辺はすごく食材の豊かな地域なんだと思いました。おいしいごはんとともに話も盛り上がって気が付けば5時間くらい話してお宿に帰りました。

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和歌山ヒロメ合宿2日目

2024/3/14

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2日目は朝8時からヒロメの収穫作業へ。普段は6-7時ごろから船を出されているそうでしたが、今日は昨日の懇親会もあり少し遅めにしていただいちゃいました。漁港で着くと釣りをしている人とお話させてもらったのですがあじをいとも簡単に釣っててびっくりしました。この時期はくらげの多い季節で海をのぞくとかなりのくらげがいました。

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出航して数分で養殖場に到着。まず漁港で育てていた若いヒロメを養殖場に話した後、もともとあったヒロメを引き上げて、よく成長したものを収穫していきます。この日の目標は20kg弱。小さいやつをとってしまうともったいないので、茎の太くて立派なものを収穫します。茎を食べさせていただきましたがコリコリ食感でおやつみたいで美味しかったです。最近ウミウシに食べられる被害があるそうでそれも調べながらかごいっぱいに収穫しました。漁港に帰ってからは収穫したヒロメを1枚ずつ洗浄し、余分な箇所をトリミングして袋詰めしていきます。この作業が結構大変で、収穫はすぐ終わっても洗うのが大変というのがどうやらヒロメ漁師の悩みみたいです。

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お昼地元の美味しいうどん屋さんをはさみながら、音楽流して歌いながらヒロメ料理のレシピも考えながら作業し、15時過ぎにはかごいっぱいのヒロメを全て袋詰めできました。最初やり始めたときは今日終わるとは思ってなかったのでめちゃめちゃ達成感がありました。そして急ピッチで夜の買い出しへ。夜は今度は自分たちでヒロメ料理をふるまう方のヒロメ懇親会で、地元の方々や昨日来てた学生など10人ちょっと集まるということで、かなり気合いと緊張が入りました。当日まで悩んで作ることになったのが、ヒロメのパスタ、だし巻き、寒天、天ぷら、しゃぶしゃぶ、餃子、焼売、サラダ。

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これだけの量作れるかなぁとかなり心配しながらお借りするキッチンへ向かい、1時間半でめちゃめちゃ急ぎながら作りました。結局お客さんが来てからもキッチンに立ち続け気づけば21時くらいでようやく一段落して料理の紹介などさせていただき、じぶんたちもゆっくりごはんをいただきました。

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ヒロメの良さを引き出すのは結構難しいし、だけどうまいこと合えばその食材とすごくいいマッチができるというのが印象で、わりとドタバタで作った料理だったのですがしゅうまいやパスタなど褒めていただいて、普段わりと偏食なこどもがあっという間に食べちゃってたという話を聞かせてもらったときはかなり嬉しかったです。今回のようにこんな多くの人に料理を出したのが初めてで不安とドキドキいっぱいでしたがこうやって挑戦させていただいて食べていただけたので、またもっともっといい料理ができるように改善してやっていきたいなと思いました。

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和歌山ヒロメ合宿3日目

2024/3/15

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あっという間に滞在最終日となりました。朝からおとなりの白浜町に連れて行っていただき、白良浜で海を満喫したり、足湯に浸かったり、お土産を見て、めちゃめちゃ大きい海鮮丼を食べ、チョコレート屋さんに行き、生かげろうをいただき、とれとれ市場に行って、遊びに遊ばせてもらって一日が過ぎました。

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天気が3日間ともよかったのがとっても運がよくって、海がずーっときれいな色をしていました。はしゃぎすぎて服がびしょびしょになったのもいい思い出です。帰りにたくさんヒロメをいただきました。ありがとうございます。また実家で食べたり友達に配ったりしたいと思います。夕方に紀伊田辺を出発し、電車では全員爆睡し、今回はヒロメ旅は終了したのでした。このヒロメ合宿では懇親会など通してかなりたくさんの田辺の人とつながりができました。今度梅の収穫時期やみかんの収穫なども時間が合えばお手伝いさせていただきたいです。ありがとうございました。また京都でもヒロメにまつわる企画を起こしていきたいと思います。

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和歌山ヒロメ部下見

2023/12/28

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ほぼ始発で京都を出発し、鈍行で紀伊田辺駅についたときには11時くらいでした。白浜には来たことがありましたが田辺は初めてです。駅について車で迎えに来てくださって、色々と田辺の話を聞かせていただきながら普段作業されている新庄漁港へ。いかだが浮いている漁港では普通に鯛が養殖されていてその迫力にびっくりしました。まず3月のヒロメの収穫にむけて種糸をロープに挟んでいく作業をさせていただきました。

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太陽に当たるとヒロメは乾燥してしまうので数分に1度海につけ直しながら、筏の上で種糸をつけていきます。とここで、海中ドローンが登場。海の中に落とし物をしたそうで、最近購入したというドローンを見せていただきました。はじめて見たのでこんななんだと興味が湧いたのですが、この日は潮の関係でそこまで海の中を覗けませんでした。お昼は白浜方面へ。快晴のなか千畳敷という太平洋が一望できる場所へ行き、まぐろ丼をご馳走になりました。田辺からちょっと南に行った勝浦は全国的にも有名なまぐろの産地です。

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おいしいご飯をいただいてから午後は残りの種糸をつけ、そのあといまが旬のみかんのお店に連れて行ってもらいました。ここではいろんな農園のみかんがずらっと並んで試食できて、試食も丸々1個おいてあるのがさすが和歌山だなと思いました。和歌山流のみかんのむきかたでいただいて、いちばん甘かったものを箱買いしちゃいました。そしてそのまま駅前の同級生がやってらっしゃるという居酒屋に連れて行っていただき、和歌山のまぐろやウツボのお刺身をいただいたほか、“交”という日本酒が美味しくって、すごく食の豊かな土地なんだなと感じさせられました。大変お世話になりました。ありがとうございました。

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